再造林活動方法論で創出した森林由来 J-クレジットを活用した「カーボン・オフセット都市ガス」第一号案件として宮崎県庁本館と県庁園庭内ガス燈へ供給開始
2025年4月30日
各位
宮崎ガス株式会社
耳川広域森林組合
西日本電信電話株式会社
農林中央金庫
再造林活動方法論で創出した森林由来J-クレジットを活用した「カーボン・オフセット都市ガス」
第一号案件として宮崎県庁本館と県庁園庭内ガス燈へ供給開始
宮崎ガス株式会社(本社:宮崎市、代表取締役社長:須﨑孝一)は、宮崎県が推進する「グリーン成長プロジェクト」の一環として、再造林活動方法論で創出された森林由来J-クレジットを付加した「カーボン・オフセット都市ガス(以下、本サービス)」を、宮崎県庁本館および県庁庭園内ガス燈に対して2025年5月より供給を開始いたしますので、下記のとおり、お知らせいたします。
記
本サービスは、森林由来J-クレジット(以下、本クレジット)を宮崎ガス株式会社が販売する都市ガスに付加し、都市ガスの燃焼時に生じるCO2の全部または一部を再造林活動によって吸収されたCO2で相殺することで、CO2削減に貢献するものです。本クレジットは、農林中央金庫(代表理事理事長:北林 太郎)の媒介により、宮崎ガス株式会社が耳川広域森林組合(代表理事組合長:平野 浩二)から購入したもので、西日本電信電話株式会社 宮崎支店(支店長:横奥 宏明)のICT技術を活用し、宮崎県諸塚村の民有林を集約化することで組成されました。
また、本クレジットは植栽未済地の解消や伐採跡地に再造林を行う第三者を支援することを目的とした「再造林活動方法論」に基づいて創出されており、国内でも希少価値が高いクレジットです。「再造林活動方法論」で創出されたJ-クレジットを付加したカーボン・オフセット都市ガスの供給は全国で初めてとなります。
宮崎県は「グリーン成長プロジェクト」において、脱炭素社会と地域資源を活用した産業成長の実現に向け、再造林率日本一への挑戦に取り組んでおり、今回の供給開始はその取り組みをさらに後押しするものとなっております。
宮崎ガス株式会社は本サービスの供給を通し、宮崎県内のJクレジット市場を活性化することで森林保全、カーボンニュートラルの実現と地域社会の持続的発展に貢献してまいります。
以上
〈本サービスのスキーム図〉

【本件に関するお問い合わせ先】